その音とともに、周りの看護婦さんが焦りだした。 主治医らしき人も急いでやってきて翔君に看護する。 そこからは、もうほとんど何も覚えてない。 ただ、ひとつだけ脳に、心に残った声は、 「午後6時40分、永眠…」 男の人が言った声が聞こえたのが、 最後に残った印象だった。