今日もまた、朝は来た。 いつも通りの朝に、私の足だけがいつも通りじゃない。 「おはよう」 いつものエレベーターで昴君に会うが、 私は返事をしなかった。 もうこれ以上昴君とは関わってはいけないと思ったから。 「何かあった??」 …。 「足、どうしたの??」 私はずっと昴君の言葉を無視した。 だけど、それは私にとってつらくて仕方がなかった。