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結果、キレイに私の足の骨は折れていた。
弁慶のところには大きな青あざもでき。
「とりあえずギプスはめますね」
看護婦さんは布のようなものを濡らして、
包帯の上から優しく巻いていく。
不思議とそれは固まって、私の弁慶は固定された。
「だいぶ足も細くなって、骨も弱くなってきてるから、
これから病院食にカルシウムの多いものを取れるようにしときますね」
その言葉に足を見ると、
以前のような筋肉のあった足の面影もなく、
どこかのモデルより細い棒みたいな私の足。
それを見て、私は改めて皆においていかれる気分を味わう。

