しばらくすると案の定、人が来た。 「あっ!!大丈夫ー??」 少し幼い声が上から聞こえた。 上を見上げると、小学生みたいな顔立ちの少年が立っていた。制服が同じだから、高校生か? それにしても、童顔だな。 僕が返事をしなかったため、かなりの怪我だと思ったんだろう。かなり慌てた様子で、悠っ!!と言っていた。 「見つかったのか!?」 今度は、別の声が上から聞こえてきて、また上を見上げたら体格のいい男が現れた。 そいつを見た瞬間分かった。 こいつも『視える』奴だと。 .