妖怪と人Ⅰ




しばらくすると案の定、人が来た。


「あっ!!大丈夫ー??」

少し幼い声が上から聞こえた。
上を見上げると、小学生みたいな顔立ちの少年が立っていた。制服が同じだから、高校生か?


それにしても、童顔だな。



僕が返事をしなかったため、かなりの怪我だと思ったんだろう。かなり慌てた様子で、悠っ!!と言っていた。



「見つかったのか!?」


今度は、別の声が上から聞こえてきて、また上を見上げたら体格のいい男が現れた。



そいつを見た瞬間分かった。











こいつも『視える』奴だと。













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