「じゃあ、やってみるか!!」

その瞬間、俺を離して鳴海に向かって走っていった。

「鳴海っ!!」


俺が叫んでも、鳴海は動こうとしない。



「今更、泣いてももうおせぇぞ!!」


妖怪が斧を降りあげる。



「鳴海ぃ!!!!」



鳴海に向かって斧が降り下ろされる。















鳴海に触れたと思われた斧は、鳴海をすり抜けた。



















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