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くそ~


結局、終わるまでに日が暮れてしまった。


日が暮れる前には帰りたかったんだけどな………


しょうがないか。
生徒がいなくなった学校は少し寂しいと思いながら、靴を履いていたら、



「おい」



あの時と同じ、凛とした声が響いた。



「お前、転校生の……名前なんて言うんだっけ?」



「……鳴海 誠」



「俺は立川 悠(タチカワ ハルカ)。……で、何か用か?」


「お前に聞きたいことがある。」