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「大丈夫か!!」
大声で叫ぶと、崖のしたにいる転校生は頷いた。
よかった、とほっと胸を撫で下ろす。
「……でも、どうやって上に上げるの?」
「えっ!?湊が考えてたんじゃないのか!?」
「僕は何も考えないよ。………もしかして、ノープラン?」
「……………うん」
「……しょうがない…悠だもんね。僕も考えが浅かった。学校に戻って先生呼んでくるよ。」
「わりぃ…」
全く考えてなかった……
俺ってやっぱりバカなのか……
悠がもと来た道を歩いているのを見ていると、下から声が聞こえた。
「おい。」
はっきりとした、凛とした声に弾けるように転校生の方を見た。
転校生は、真っ直ぐ俺を見ていた。
………なんだ……?
「お前………」
「悠~!!」
転校生が何か言おうとした瞬間、湊の声で遮られてしまった。
「湊……やけに早かったな。」
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「大丈夫か!!」
大声で叫ぶと、崖のしたにいる転校生は頷いた。
よかった、とほっと胸を撫で下ろす。
「……でも、どうやって上に上げるの?」
「えっ!?湊が考えてたんじゃないのか!?」
「僕は何も考えないよ。………もしかして、ノープラン?」
「……………うん」
「……しょうがない…悠だもんね。僕も考えが浅かった。学校に戻って先生呼んでくるよ。」
「わりぃ…」
全く考えてなかった……
俺ってやっぱりバカなのか……
悠がもと来た道を歩いているのを見ていると、下から声が聞こえた。
「おい。」
はっきりとした、凛とした声に弾けるように転校生の方を見た。
転校生は、真っ直ぐ俺を見ていた。
………なんだ……?
「お前………」
「悠~!!」
転校生が何か言おうとした瞬間、湊の声で遮られてしまった。
「湊……やけに早かったな。」

