私のかえる場所


私たちは2年生を終えた
3年を迎えようとしたていた春休みのことだった

いつものごとく
ホワイトデーの約束をすっぽかされ
お返しもなく
いつものように平気な振りをしていた

彼はそんな私を見て

偽善者ぶんな
自分だけ正義感ふりかざすな

そう言った

その瞬間
私の信じていた全てを失った気がした

彼との恋を終わらせないように
努力することは偽善なの?
私のしていることは間違ってたの?

好きだからこそ
私は我慢できた 努力できた

偽善者

私の気持ちまで疑われた気がした