「……て…拓哉、起きて。」 『…ん……。』 誰だろう……? 『…今何時?あれ…メガネ…。』 起きたらメガネがなかった。 メガネがないと大変な事になる…。 「ごめんねー。メガネはここにあるよ。」 と言って、翔がポケットからメガネを出した。 ホッとして胸を撫でおろす。 『で、何時ですか?』 外を見てみると真っ暗。 「えっと…8時だね。」 携帯を閉じた翔が言った瞬間、顔から血の気が引いたのが分かった。 だって 『見回りしないと…。』