『…待ってくれ。』 「「「……?」」」 『話が…ある。』 言うんだ…俺…。うんん。あたし…。 「…話って……?」 『…黙って聞いてくれるか?』 コクン みんなが頷いたのを確認してから、あたしは重たい口を無理やり動かした。 『俺…いや、あたしは女だ。 ……そして悪魔。ずっと騙していた。』 陰陽師の術で隠していた顔を出した。 さすがにみんなは、目を見開いて見ていた。 だって、顔も普通だしね…。 バサッ 闇より黒い翼を出した。……腕にある悪魔の印も。 『……これが何よりの証拠だ。』