まずは街を見渡せる場所に移動した。 《…ここでいいかな。》 『……さっきから何の用です?』 「新のせいで見つかったやん…。」 いや、新のせいにしても。ついて来てたでしょ。 事務所を出てからずっと後をつけてたんだ。空桜のメンバーが。 『…何しに来た?』「ストーカーしに♪」 ストーカーとか…。 『…新、変態。』 「俺だけかよ!普通コイツらもだろ!?」 「新だけ、変態であってる」と言おうとした言葉を飲み込んだ。 とりあえず、母さんを探すとする。