『…逃げようなんて思ってないです。』 「どうかなー?」 これはホント。コイツらが居るから羽も出せない。無理に逃げると、 ややこしい事になってしまうからな……。 「メガネは外して貰うからね。」 カチャリ 『…俺はどうなっても知らないからな。』 「え?」 みんな同時に驚きの声を上げた。 「……どういう事…。」 ビリッと近づく気配。『ほら…悪夢の時間だ。』 あたしの血肉を求めて来るんだ“悪魔”が。