「黒縁メガネ似合い過ぎや…。」隣からボソリと聞こえた。 『なんか言いましたか?』 悪魔だから千m先に居ても聞こえるけど。 「ななんでもないで!」 『……。』 いつ見てもでかいな…事務所。 ガシッ ガシッ 『!?…何の真似だ?』 両手を捕まれて動けないようにされた。 「何の真似でもないよ。」 「……逃げないように…。」 また嫌な予感…。何をするつもりなんだ…。 なんとなく分かる気もするけど。