『クションッ…俺は嫌ですよ。』

「水も滴るいい男やんか。ふん。」


《メガネははずしちゃダメだからね。》

《分かってます…ヘブシッ…。》

何故こんなことになってしまったのかと言うと……。


………………………

「実はなー今日なー撮影やねん。」


『自慢ですか。』

「僕達と一緒に取る事になってるんだ。そうだよね、龍樹?」


ちょうど翔の隣を歩いていた龍樹が、高速で頷いた。

……それがどうしたんだ?