『今のはきっと偶然です。』 「「何者だよ!?」」 叫ぶように、みんなの声が重なる。 『普通の高校生です。』 悪魔です。なんて言える訳がない。 「(……面白い子だね。)」 「ねね、アイドルになる気ない?」 そう言えばコイツ、トップアイドルって言ってたっけ。 「頭脳派がいなくて困ってたんだ。今日帰りに事務所寄るから、 一緒に来てくんない?って言っても拒否権ありませーん。」