フと、水面に目をやる。




水面に浮かんでいたのは、一輪のスミレ。


私は水面に手を伸ばす。
スミレ一輪拾い上げ、迷わず鼻に当てた。

「いい香り…スミレの花言葉って…「なんですか?」





後ろで声がした。