紫陽花



「ん?どうした?」


「いゲホッ、いかないで…ゲホッゲホッゲホッ…」


ヤバい、苦しい…


「すぐ戻ってくるから!」

そう言って走っていった隼人の後ろ姿を見たのを最後に、

わたしの意識は途切れた…