紫陽花



「あたしのせいで、夢をあきらめることだけはしてほしくないの!」

わたしは大きな声を出していた

隼人は静かに聞いている


「だから、だ…から…」


ハーハーハー

苦しいのと自分が情けないのとで、涙が出てきた

ハーハーゲホッゲホッ


「まゆ!大丈夫か?」