紫陽花



バス停まで二人で歩く


いつもよりゆっくりな気がする



「ねぇ、隼人」


「ん?どうした?」


「大丈夫?」


「別に大丈夫だけど」


「ならいいんだ」


変なまゆ
そう言って隼人は笑っている


バス停に着くと

ちょうど水族館行きのバスが来た