ギャルバン!!! 2nd The Re:Bandz!!!!

「今日は、その話?」





「うん。驚かないんだね」





隣にすわり、覗き込んだリンナの顔はノーメイクで幼く見えて、寂しそうだった。





「何となくね、予想はしてたんだ。だけど、それでもって思ってた」





「うん。ごめん。全部アタシのワガママだから」





彼女に―――小塚マリコに言われたからじゃない。





アタシがアタシなりに考えた結果の答えだ。





「そんなことない。きっと、それがベストな答えなんだよ。ワタシ達にとって」





「―――ありがとう。リンナ」





「ワタシからも、ありがとう。エルが簡単に決めたとは思ってないよ。エルなりにいっぱい悩んで決めたんだよね」





「………うん。―――ごめん。アタシ、やっぱり帰るね」





そんなリンナの顔を見ていると、もう我慢できなくて、泣いてしまいそうだった。





「もう遅いから、泊まってきなよ」





「………泣くよ?」





「―――泣きなよ」





リンナはそう言ってアタシの手を握った。






「………カレシかよ」





いつか同じようなことをリンナにしてあげたのを思い出した。





「エルがカレシなら大歓迎だよ」





「断る。でも、ありがとう」





「どういたしまして。そして、しばらくサヨナラだね」





「うん。でも、何があってもずっと友達だから」





「………ありがとう。エル」