アタシ達がバンドを組んでから、3年が経った。
全ては、アタシのワガママだ。
「エル。早かったね」
ドアを開けたリンナは少し疲れた表情で微笑んだ。
「近くにいたから」
小塚マリコの家からリンナの部屋まではそれほど遠くなかった。
「シュウジさんと?」
「ううん。学校のヒト」
「そっか」
泊まりに来た時のようにアタシはギターを玄関先に置いた。
「今日は何だか荷物多いね。そっちもギター?」
「うん。借りたんだ。今度レコーディングすることになったから」
「レコーディング? 授業で? それとも、―――ソロデビューでもするの?」
「………ううん。バンド―――Razzle Dazzle Lily(ラズル・ダズル・リリー)で」
「………そっか」
リビングのソファにリンナはすわった。
全ては、アタシのワガママだ。
「エル。早かったね」
ドアを開けたリンナは少し疲れた表情で微笑んだ。
「近くにいたから」
小塚マリコの家からリンナの部屋まではそれほど遠くなかった。
「シュウジさんと?」
「ううん。学校のヒト」
「そっか」
泊まりに来た時のようにアタシはギターを玄関先に置いた。
「今日は何だか荷物多いね。そっちもギター?」
「うん。借りたんだ。今度レコーディングすることになったから」
「レコーディング? 授業で? それとも、―――ソロデビューでもするの?」
「………ううん。バンド―――Razzle Dazzle Lily(ラズル・ダズル・リリー)で」
「………そっか」
リビングのソファにリンナはすわった。

