「さァ、パーティーが始まるよ」
ネオミィがそう言った。
「アンコンシャス・ブレイキング! イン・ザ・シンジュク!」
ウチらのバンド、ラズル・ダズル・リリーの最後のライブでエルが叫んだ言葉を。
懐かしくて、少しだけ胸が熱くなる。
だけど、これはあの頃に戻りたいとか、そんな感情じゃない。
「終わってない。まだ、ウチらのパーティーは終わってなんかないよ」
車道に横付けされたラグジュアリーな装飾のド派手な白のハマーからレッドカーペットが敷かれ、アンブレのメンバーが降りてくる。
肩まであるストレートの金髪を揺らしているフランスとのハーフのキーボード、アレク。
黒い短髪で野獣系のベース、マリオ。
茶色の髪が目にかかる中性的な顔立ちのボーカルギター、ルキ。
彼らが降りてくると同時に悲鳴にも似た歓声が辺りを包んでいた。
そしてルキにエスコートされるように出てくるリンナ。
白いエナメルのビスチェ、ミニスカートから見えているふわふわのチュールが細い脚を際立たせている。
いつもよりロックで濃いめのメイクがリンナの表情を少しだけわからなくさせている。
四人が観客に視線を向けるだけで歓声が起き、ネオミィが作ったトラックをかき消してしまいそうになる。
ネオミィがそう言った。
「アンコンシャス・ブレイキング! イン・ザ・シンジュク!」
ウチらのバンド、ラズル・ダズル・リリーの最後のライブでエルが叫んだ言葉を。
懐かしくて、少しだけ胸が熱くなる。
だけど、これはあの頃に戻りたいとか、そんな感情じゃない。
「終わってない。まだ、ウチらのパーティーは終わってなんかないよ」
車道に横付けされたラグジュアリーな装飾のド派手な白のハマーからレッドカーペットが敷かれ、アンブレのメンバーが降りてくる。
肩まであるストレートの金髪を揺らしているフランスとのハーフのキーボード、アレク。
黒い短髪で野獣系のベース、マリオ。
茶色の髪が目にかかる中性的な顔立ちのボーカルギター、ルキ。
彼らが降りてくると同時に悲鳴にも似た歓声が辺りを包んでいた。
そしてルキにエスコートされるように出てくるリンナ。
白いエナメルのビスチェ、ミニスカートから見えているふわふわのチュールが細い脚を際立たせている。
いつもよりロックで濃いめのメイクがリンナの表情を少しだけわからなくさせている。
四人が観客に視線を向けるだけで歓声が起き、ネオミィが作ったトラックをかき消してしまいそうになる。

