ギャルバン!!! 2nd The Re:Bandz!!!!

スタートの時間が迫ってくるとどこからともなくヒトがステージ前に集まってきていた。





ウチはネオミィと一緒にDJブースからその観客を眺めていた。





バンギャとB系のギャル、そしてギャルヒーの読者らしい高校生にあふれていた。





さすがリンナの出ている雑誌たけあって高校生の割合が多い。





「シークレットなのによくこんなに集まったよね」





「さっきスタッフから聞いたけどアンブレのボーカルが昨日ラジオで言ったらしいよ。リンナもゲストだったからバンギャ以外の子も来たんだろうね」





「ラジオ、まだやってたんですね」





「それだけまだ魅力があるってことでしょ? 事務所は何としてももう一度ブレイクさせたいみたいね」





「ま、ウチは興味ないから」





「カエデ。気持ちはわかるけど、今日はリンナのためにがんばってよ?」





「うん。わかってる」





ステージから見える車道でスタッフが合図を送っている。