ガスッ──…パリンッ 「ぅおっし!意外と脆いんだな、これ」 なんて、鍵を壊すことに成功した俺は若干のハイテンション。 屋上に入ると、暖かい風が心地好い。 それに何だか、空に近づけた気がする──…。 あー、マジで眠くなってきた。 睡魔に負けた俺は、その場にごろん、と寝転び、目を閉じた。 「……ぃ……ぉ…ろ……おーい!!!」 「……あ゙?」 危ねー。女声出さなくてよかったー。 流石俺。 つかそれより…… 「やっと起きたあ!」 「…ん?」 こいつら誰だ?