『隆也さん…』




「ん?」




『トイレ…』




「ん?」





恥ずかしいことに私、今頃




『トイレ行きたいんですけど…』




トイレ行きたくなりました。




そりゃ、人間ですから?



仕方ない!




「そうか、いってらっしゃい!」




え!そんなあっさり!




というか手と足縛られてて行くに行けないから言ったのに!




『だからはずしてください!』




だってそうじゃないとトイレいけない!



「それは駄目!」




『なんでですか!?』





トイレいかせてーー!




「いじさんっつったじゃん」




隆也さんは半ば涙目。




あーー、やっぱ落ち込んでるのか。



『もう言いませんから!』



とりあえず今はトイレに行きたい!




またいつかおじさんって言ってやろうと思うけど。