黙りこんでいる私を見て、ゆっちーは、


「べべ別に言わんでもいいから!言いたくなったら教えてくれ!!な?カナ。」


「うん。ごめんね、ゆっちー。」


周りはぞろぞろとさわがしいのに、静かになったゆっちーと私の空間。


―――うーーん私が悪いよな・・。何か話さないと・・・。


グルグルと頭をフル回転させる。グルグルグル~~~・・・・


ボンッ!


私の頭がフル回転しすぎて爆発した。


「ぶはっ!面白いなぁカナは。そだ、オレの仲間紹介してやる!ぜってぇ皆カナのこと気に入るわ!はは!!」


バカにしてるのかホメてくれてるのか分からなかったので、一応ホメてくれている方をとっといた。


「ホント??ゆっちーの友達だから皆バカなんだろうな♪」


―――ふふっ、お返しよ。


「なんやと~~!知らんのか?カナ、オレの友達は総長とその幹部たちやぞ!!ま、俺も幹部なんやけどな。」


自慢げに言ってくるゆっちー。


―――は?今なんと言いました?


「もっかい!もっかい言ってゆっちー!!」


「だから、オレの友達は総長と幹部・・・・・カナ??」


―――ウソでしょ?ここに転校してくる前にちゃんと確認したのに・・・


ちゃんと・・・・


そうゆう系のチームがいないということを。


―――マジか。


もうかかわらないと決めていたのに・・・。


神様お願い!この3年間(約)私に無事な学園生活を送らせて!!


「なんでもないよ。でもゆっちー私がこの学園に来る前にそのチームってあったの??」


「あったけど?」


―――っていうことは何?私が調べた情報はガセってこと??