―――――…


僕はすぐに家から出て隣の家の人に向かって叫んだ


炉「おばさん!おばさん!!助けて!!」


ここのおばさんはいつも僕たちの事を助けてくれる

おばさんがすぐに出て着て駆け寄って来た


「どうしたの!?」

炉「お兄ちゃんがっ…殺されちゃう!!


警察と救急車!!呼んでっ!」

「わかったわ!」


そう言って電話し始めた

その数分後に警察と救急車が来た

自分の家に入ったらお兄ちゃんの右目がもうなかったんだ


そこで僕は泣き叫んだ


何で僕だけ…、と思いナイフを自分の左目に向けた

でもガシッと腕を掴まれた


その手はお兄ちゃんのだった

琉「駄目…しないで…」

それを最後にいってお兄ちゃんは倒れた


炉「お兄ちゃんっ!お兄ちゃん!!」


お兄ちゃんは救急車で病院に運ばれた

それは数日…お兄ちゃんはまだ目を覚まさない


もう1週間経つだろうか

いつもどおりに病室で目を覚ます事を願っていた


琉「…ろ…き…?」

炉「!お兄ちゃん!良かった…!」

琉「それは…?」


お兄ちゃんの目線は僕の左目の眼帯


炉「ああ、これはね、お兄ちゃん一人だけ眼帯は寂しいでしょ?だから僕もしたんだっ」

琉「そっか…ありがとう…」

お兄ちゃんはニコ…と笑う


炉「お兄ちゃん、お母さんたち捕まったよ、だから二人で桜嵐高校に行って暮そうね

それまではおばさんが面倒見てくれるんだって」

琉「そう…分かった、僕たち…強くなろうね」

炉「うん!」


――――…


炉「これが僕たちの過去のすべてだよ…」