「今日、どこに行くの?」
「南って、音楽好きだよね?」
「うん」
「友達がさバンドやってるんだけど、今日ライブがあるらしくて…。行かない?」
ライブ!?
もちろん行きたい!
「行くっ」
あたしの返事に嬉しそうに笑う高木くん。
――… これが
運命の導きだってことはまだ知らない。
「行こっか」
「うん!」
歩き出したその時、高木くんの手があたしの手を自然と握った。
彼を見ると顔を真っ赤にしていて。
あたし、相当惚れられてるんだなぁ
って、そう思った。
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