瞬時に動き出した親衛隊に続くそれ以外の生徒たち
「夕雲様失礼します!」
「な、なんだよお前ら!!!」
引き剥がそうと奮闘する親衛隊+aと、離すまいと何故か踏ん張る毬藻
力強まってる!
ギリギリと……腕折れる
あ、
瞬きした瞬間にためた涙が落ちる
偶然それを見たのか毬藻の力が弱まり、この隙に腕が離される
あぁやっと解放された
思わずホッと息を吐く
毬藻は複数の生徒に抑えられており、私は親衛隊の子に囲まれる
「大丈夫ですか夕雲様」
「お怪我は…」
「僕たちがすぐにお助けしていれば…!」
皆一様に心配そうな、後悔するような表情を浮かべている
「大丈夫です。助けていただきありがとうございました。明日の放課後皆さん空いていますか?お礼にお菓子を作ってきますので」
本当助かった
半分夜雲が出てきてたから、どうなるか分からなかった…毬藻が
毬藻を庇ったわけではないが、この人数の前で夜雲が出たらさらに面倒なことになる
彼らに再度お礼を述べて、本来の目的地へと向かう
それにしても…あ〜腕が痛いジンジンする
袖を捲ってみると、物の見事に真っ赤になっていた
どんだけ馬鹿力だよ
はぁ…………気持ち切り替えよ


