質問攻めの毎日も終わり、友達もできて落ち着いた日々。
やっと高校生活スタート!って感じられるようになった。
私は早めに登校して、先輩の教室に行くのが日課だった。
「りーこーせーんーぱーい!」
先輩の名前を叫びながら、教室を開ける。
「おはよ、あんたはほんとに元気ねー。欲しいわ、その元気(。-_-。)」
そんな嫌味を背中に、私は先輩の時間割をみる。
「ねー、先輩!この数学担当の塚田って誰ですか?」
先輩は一つ上の2年生で、内部進学。
だから、時間割を見ても大体の先生は私も分かる。
「あー、塚田ね。笑 ほんっと嫌味なやつだよー(。-_-。)無愛想だし!」
だから彼女いないんだよ、とブツブツ言いながら先輩は言った。
