「せーの!」

二人で組んでいる先輩が、どうじに言った。
そして、リズムにのりながら、

「Aースティンコウのパンツは7ま~い!」

私は血の気が引いた。

普通こんな場所で言う?

私は顔から火がでるようだった。
そして、同時に腹の底が煮えくり返った気がした。

今まで話していたえっこも、通りすがりの先生も生徒達も笑っていた。



これはイジメじゃない!
これは私が出来が悪かった、そのお仕置だ!



自分にそう言い聞かせた。