それから、私は竹中さんを連れてショッピングモール内をブラブラした。 土曜のお昼時ということもあって人出も多くなってきたけど、その中にいても竹中さんは異質。 モデル顔負けの顔立ちに背だって高い。はっきり言って注目の的だ。 …まぁ、その隣にいるのが平凡な私なんだからよけいに見られてるんだよね。 「―――り、あかり」 「あ、はい!?」 いけないいけない。 悶々としていたら、少し興奮した様子の竹中さんが私を呼んでいた。