「感謝する、あかり」 その瞳に、言葉に。 私は圧倒されてしまう。 ―――きっと竹中さんは自分のいた時代でなすべきことをそのままにしてきてしまったんだ。 だから、何があっても戻りたいんだ。 病で死んでしまうだなんて、あっちゃならなくて。 「ここにいる間は、私があなたを守ります。無事に元の時代に戻れる日まで」 助けてよかったんだ。 そう自分に言い聞かせて、私は笑った。 たとえ歴史が変わってしまうとしても、この揺るがない眼差しは変わらないんだから。