―――二人きりになるときは人払いは抜かりなく、だぞ。 その言葉に先ほどの官兵衛との一幕を思い出し、俺ははぁと深い溜息をつく。 あかりはそんな俺を見て俯いてしまった。 …いやいや、お前は何も悪くないぞ!? 「じゃあほれ、まだ体調も完全によくなったとはいえないだろうし戻ってゆっくりするといい。またな、あかり」 秀吉公はそう言うとあかりの頭を一撫でして、俺たちを部屋の外に追いやった。 「……………緊張したぁ」 部屋に戻る途中そう呟くあかりが可愛かったのは言うまでもない。