「で、あかりはどうやってこちらに来たんだ?」 向かい合うように座ると胡座をかいた半兵衛さんはそう訊ねてくる。 そこで思い出したのは、あの晩の月。 「―――得月院さんが連れてきてくれたんです」 「…母上?どういうことだ」 首を傾げる半兵衛さんに、私は説明した。 半兵衛さんを私の元にやったのも、そうすることで病を治そうとしたことも。 「―――そうか…母上が…」 話し終わると半兵衛さんは私に手を伸ばし、私の身体を引き寄せた。