全速力で走って何とか遅刻せずに学校に行くことが出来た。 教室に入ると・・・。 「おはよー。咲」 「あっ、あはよー」 私に話しかけてきたこの子は、私の保育園時代からの親友隆成きいな(タカセイキイナ)私と同じ高3なんだ。 「息切らしてどうしたの?。」 「はぁー。ダッシュして来たから疲れたー」 「お疲れさま」 キャーーーー 悲鳴のような女子の黄色い声が廊下のほうから聞こえてきた。