『さてはお前、
ただのドジだろ』

「う、うっせーな!!」


『ほら』


そう言って
体操着袋を手渡す悠志くん。



「あたしの席なんて覚えてたんだ」

『おう』

「あたしの存在になんて

気づいてないと思った」

『なんでだよ』




本当あたしバカ。