そんなこと言ったって…蒼夜も私と同じだけ任務をこなしたはずなのに……
私の中で疑問が溢れるが、蒼夜の顔を見ると何も言えなくなってしまう
……蒼夜は私と違って力がある
全く疲れて……ないのかもしれない
『夜魅…自室で休みなよ。説明は俺がするから』
そう言って蒼夜は私を扉の方へ誘導する
『蒼夜の言う通りだ。任務が続きすぎたな……しばらく休んだ方がいい』
私達の様子を見てリーダーがそっと口をはさんだ
ジニーさんも「そうだね」と言葉を漏らす
……そんなに言われたら断る訳にはいかないよ
蒼夜はともかく…リーダーの言うことは絶対だから……
私は抗議するのを諦めて、大人しく自室で休む事にした
『…それでは、お先に失礼します』
『うん。バイバイ夜魅』
ニッコリと微笑みながら手を振る蒼夜を置いて、私は部屋から出た
まだ頭に疑問が浮かんでるけど……気にしても仕方ない
………疲れていたんだ
私は自分にそう言い聞かせて、自室向かう足を速くした



