家庭教師をしていた当時、



万里は繋がりだった。

万里を二人で守る

一人の女の子としてというより、

欲しかった菜々美とのつながり繋がる理由



そんな存在だった。

それと、、

猫のバンビを部屋に置いていたような

同情にも似た。


ただ、次第にそれも変わっていった。


俺を頼ってくれる存在が嬉しかった。

俺の手の中で

笑顔になっていく万里が

愛おしかった。

欲しても得られない菜々美との距離を

守れることの自己満足を

万里に求めていたのかもしれない。

でも、

それも俺の保護欲を満たしていただけ



それなのに、