菜々美の指に指輪が光っていた。

そうなんだ


俺の中で何かが完結した気がする。


気持ちを手放す準備はできていた。


菜々美と郁人


二人は俺の親友


それ以上にはなれない


分かっていた。


気持ちを隠してカギを掛けよう。