店の外に出た瞬間、直ぐに刺すような寒さが全身に伝わりブルッと体が震える。 此処に本当に二時間も居たのだろうか? 兎に角、私は男の姿を探した。 さっきまで、此処に居た筈なのに……あっ。 【rabit】と隣の店の間。 そこから見える男物の革靴の尖り部分。 頑張って隠れてるんだろうけど、見え見えだ。 「貴方………バカ?」 「……」 何も、反応を見せない。