カランカラン……
息を切らしながら【Rabit】のドアを開ける。
「美麗、いつもに増して今日は遅かったじゃねえか。」
店内では何時もの様に店のマスターの玄さんがお酒を作っていた。
「す、すいません。ちょっと、絡まれちゃって…」
「あ゛ん゛?何処のどいつだぁ?俺様が今すぐぶっ飛ばして殺るよ。」
玄さんは身をカウンターから乗り出して言った。
この人だったら本当に殺りかね無い。
「だ、大丈夫です!助けてもらいましたから!」
「……なんだ、そうか。」
少し不満そうに言った玄さんだったが取り敢えず抑えてくれた様。
「美麗、早く支度して厨房入って来い。」
「はいっ。」


