有咲麗は男の手を思い切り踏みつけたのだ。 痛がっている男を一切気に止める事無くグリグリと足を踏みつける。 「うーん、足りないかなあ」 いや、もう充分ですって。 でも私は恐怖のあまり、口に出す事は出来なかった。 私は辺りを見渡す。 よし、今のうちに逃げよう。 タッタッタッ… 「美麗ちゃん!お礼なんて要らないからね。敢えて言うなら美麗ちゃんのキスが欲しいかな…いやでも…いっそのこと…アレッ、美麗ちゃんは?」 麗がシクシクと泣き始めるには時間はかからなかった。