「ついたぞ。」

そう言って私を優しく降ろす。

「え?ってうわあ!!」

私はおもわず声を上げる。

一面蛍がたくさんいた。

「土方さん!!すごい綺麗!!!」

「ああ。お前が蛍が珍しいって言うから。」

「え?そのためにわざわざ?」

「ああ。」

そういって優しく土方さんは微笑む。

土方さん仕事たくさんあるのにわざわざ・・・

胸の奥がきゅぅぅっと締め付けられる。