「ああ。気づかなかった。」

「土方さん一気に5人も切ったからねえ。」

沖田さんが楽しそうに笑う。

「沖田さんは怪我していませんか?」

「んーたぶん?」

「うそつき。」

私はそっと沖田さんの手をとり傷を癒す。

「あはは。ばれた?」

「当り前です!一さんは?」

「俺は大丈夫だ。」

「それならよかった!!」

私たちはただ今巡察中です。

巡察は本当に毎回命がけ。

今日も数名の浪士と戦った。