男たちが私を囲む。

「弱いこちからやるぞ!!」

切りかかってくる刹那私は空に飛びあがる。

「なっ!あいつ空を舞ったぞ!!」

男たちが私に気を取られる。

「君たち。相手は俺らだよ?」

沖田さんを筆頭に土方さん、一さんが浪士を切る。

「お疲れ様です。みなさん。」

「蝶ちゃんもお疲れ様~相変わらず見事だねえ。」

沖田さんが刀をしまいながらこちらを見る。

「その業、誰しもできるものではないな。」

「それを言ったら一さんの剣術もですよ!」

「蝶。怪我は?」

「大丈夫ですよ土方さん。それより、腕見せてください。」

私は土方さんの腕をとり傷を癒す。

「私の心配より自分の心配をしてくださいよ」

苦笑いで土方さんを見上げる。