「お前・・・やったな?」

新八さんが怒って沖田さんの顔に墨をつける。

「っ・・・俺はやられたら百倍返しの主義なんだよねえ・・・」

沖田さんは両手の筆を持つ。

「お、おい待てよ総司!!」

新八さんが慌てる。

「そ、そうだよ!ってかなんで二刀流?」

平助君の顔がこの上なく引きつっている。

「覚悟は・・・いいよねえ?」

「「うわああああ!!」」

そう言って三人は走って出て行ってしまう。

「んっ・・・・」

今の騒ぎで土方さんが目覚めてしまう。

「あ、土方さんおはようございます。よく、眠れましたか?」

「ああ・・・って俺寝てたのか?」

土方さんが勢いよく顔を上げる。