[瑠璃が腕輪を渡したということは、今日なのか?」

刹那が呟く。

「ええ。多分、今日蝶は時を飛ぶわ。」

「そうか。」

「うん。でも蝶ならきっと大丈夫。」

「そうじゃな。わしと瑠璃の娘じゃものな」

2人は走っていく愛娘の姿を見ていた。