そしてみんなで楽しく食事をとった。

だけど私の心は重いまま。

まださっきのことを引きずっていた。

「蝶ちゃん。」

「あっ!はい!なんですか沖田さん。」

「元気ないんじゃない?」

沖田さんがこちらを見つめてくる。

まるですべてを見透かすような目をして。

「あ、いえ!まだ起きたばかりなので少しぼうっとしちゃって!」

「ふうん。本当に?」

沖田さんが注意深い目をしながら聞いてくる。

「本当ですよっ!あ、私お洗濯してきますね♪」

そういって私は走り出す。