「では。紹介が遅れたが新しく入隊する舞桜蝶君だ!蝶君の腕はみんなも知っているとおもう。これから仲良くするように!!」

そう近藤さんが言うと宴が始まった。

「蝶ちゃん!!!」

「は、はい!」

いきなり名前を呼ばれて驚いて声が裏返る。

振り向くと4人の男性が立っていた。

「あははっ。そんな改まらなくていいから!俺は十番隊隊長の原田左之助って言うんだ!」

「俺は八番隊隊長の藤堂平助!!」

「そして俺は二番隊隊長の永倉新八だよ!よろしくね!!」

三人がにこやかにあいさつしてくれる。

「舞桜蝶と申します。まだ配属は決まっていませんがよろしくお願いしますね!!」

私がそういってにっこりと笑うと三人は顔を真っ赤にする。

「あれ、みなさん顔赤いですけどもう酔ったんですか?」

原「い、いやあ!!そうかも!なあ平助!!」

平「あ、ああ!そうだよな新八。」

新「うん、うん!そういえば一君まだ自己紹介してないよ?」

新八さんがそういうと一さんと言うかたが口を開く。

「三番隊隊長、斎藤一だ。」

「はい!これからよろしくお願いしますね。」

一「今度俺と剣の稽古をしてもらえないか?」

蝶「あ、私でよければ是非お願いします。」

一「ありがとう。」

にっこりと一さんが笑う。

笑い方がとても穏やかな人なんだな。

そんなことを考えていると三人が

「「「俺も俺も!!!」」」

と叫んできた。

「あ、はい!是非お願いしますね。」

「「「やったあ!」」」

この三人はなんだか子供みたいで笑ってしまった。